似たイメージがある2つのエクササイズですが、ピラティスとヨガは本質は全く異なります。
起源
ヨガの発祥の地はインドです。
ヨガの歴史は古く、紀元前3世紀にまでさかのぼります。修行のための瞑想が始まりました。 それに対して、ピラティスは第一次世界大戦のヨーロッパが発祥です。主にリハビリなどの身体機能を向上させる目的で考案されました。
目的と効果が違う
ピラティスは、全身の筋力をトーンアップさせ、柔軟性や姿勢改善に重点を置きます。体幹の強化やバランスの向上を促し、身体を強化します。 一方でヨガは心身の統一を目指し、身体の柔軟性や筋力を向上させるだけでなく、心の安定や集中力の向上にも重点を置きます。 つまり、ピラティスは主に筋力や姿勢改善に効果があるのに対して、ヨガは心身の調和に期待ができます。
呼吸の方法が異なる
ピラティスは、「胸式呼吸」を用いる一方、ヨガは「腹式呼吸」が基本です。 胸式呼吸をすると、交感神経が活発になるためリフレッシュにつながるほか、筋肉に適度な緊張感を与えます。 腹式呼吸は、副交感神経が優位になるため、リラックスやストレス解消の効果が期待できます。
身体の動かし方が違う
ピラティスは、常に身体が流れるように動いている状態を作り、インナーマッスルや体幹を鍛えて、背骨や骨盤などの位置を正しく整える動きを行う。 ヨガは、静と動が明確に分けられており、ポーズを取ったあとは身体の動きを止めることが特徴です。